4月に会社を辞めてから半年、ずうーっとずうーっと考え続けてきました。
ぼくはこの先どうしたいんだろう、とです。
家でじっとしていても何も考えられないので外へでかけました。
そして色んな人と出会いました。行動の幅を広げました。
今まで不得意と思っていたことに積極的に手を出して見ました。
具体的には知らない人と会うことです。
ぼくは人と話すのが苦手でした。だから前職のときは営業はまるっきり手を
出さず、全て先輩にお任せしていました。ぼくは作る専門と考えていたのです。
会社を飛び出してから、自分を見つめ直し、掘り起こす時間が必要でした。
最初は別の会社へ転職することしか考えていませんでした。でも、転職サイトに
登録して毎日大量に送られてくる転職情報を見ていてもいまひとつピンと来ませんでした。
企業広告のありかたに疲れていましたから、業種を変える転業ということも
かなり真剣に考えていました。でもいったいどの業種を選んだらいいのでしょう?
ただ企業広告から離れたいというだけで、ほかに特別やりたいことがあったわけでは
ないのに就職活動などできっこないのです。
どうしたらいいですか?
ぼくはいろんなひとに相談をもちかけました。以前のぼくならこうした自分の弱みを
さらけ出すなんて絶対できないことでした。でも、それよりも自分を変えたいという意志が
今回は勝りました。すると義姉がこれからの人生を考えたいのならカウンセリングを受けるといいよと教えてくれました。
カウンセリングと聞いて眉をひそめるひともいると思います。
でも、アメリカではカウンセリングを受けていないひとのほうが珍しいのです。
アメリカ人と結婚してニューヨークに住んでいる友人が言うのだから間違いありません。
もちろん彼女もカウンセリングを受けていましたし、カップルカウンセリングなるもの
まで受けているそうです。
ぼくが受けたのは、プロセスワークというものでした。
詳しいことはばっさりと省きますが、カウンセリングはぼくに考える幅を与えてくれました。
そして、この先ぼくがどうしたいのか、どうあるべきかを自ら発見する力を授けてくれました。
もしこれを読んでいるひとが、カウンセラーをマスター・ヨーダのように至言を与えてくれるものだと思ったとしたらそれは大きな間違いです。そうしたものはすべてカウンセリングを通して自分で発見するものだからです。
そして、ぼくが最終的に辿り着いた答えが自分でやる、です。
映像を作るのはやっぱり好きなんです。そして頑張っているひとたちを応援するのも大好きということに気がついたのです。よし、だったら映像で応援しようじゃないか。
本当の意味でWin-Winになれる映像ができたら最高じゃないか。
というわけで、「ちいさな島」本日開店です。